エッフェル塔の向かい、シャイヨー宮のパッシー翼にある人類博物館は、人類の起源から未来までの歴史をたどる博物館です。国立自然史博物館に属し、生物学、先史学、人類学を組み合わせた展示を行っています。6年間の改修を経て、2015年に再開館しました。常設展示「ギャラリー・ド・ロム(人類ギャラリー)」は、「私たちは何者か?」「私たちはどこから来たのか?」「私たちはどこへ行くのか?」という3つの問いを軸に構成されています。
見どころ

人類ギャラリーと胸像
展示の第1部では、人類という種の独自性と多様性について考えます。長さ19メートル、高さ11メートルの壁に並ぶ石膏とブロンズの91体の胸像は、19世紀の学者たちが世界の諸民族をどのように表現しようとしたかを示しています。解剖学の模型や蝋細工もこのセクションで見られます。

レスピューグのヴィーナス
約2万5000年前にマンモスの牙から彫られた高さ15センチの小像で、1922年にオート=ガロンヌ県で発見されました。後期旧石器時代の女性像のなかでも特によく知られた作品です。「私たちはどこから来たのか?」のセクションで、ほかの先史美術の傑作とともに展示されています。

ラ・マドレーヌのマンモス板
1864年にドルドーニュ県のラ・マドレーヌ岩陰遺跡で発見された、マンモスの牙の板にマンモスが線刻された遺物です。人類がこの絶滅動物と同じ時代に生きていたことを証明する手がかりとなりました。レスピューグのヴィーナスの近くに展示されています。
Infos pratiques
ワンポイントアドバイス
一般料金は15ユーロ、割引料金は12ユーロです(2026年9月時点の料金)。チケットで常設展と企画展の両方を見学できます。26歳未満の方は、欧州連合の居住者かどうかにかかわらず、証明書の提示で無料になります。休館日は火曜日と1月1日、5月1日、7月14日、12月25日です。2027年1月3日までは、企画展「Les grands âges」が開催されています。
アクセス
入口:17 place du Trocadéro, 75016 Paris 地下鉄:トロカデロ駅(6号線・9号線)、6番出口「Avenue Paul Doumer – Musée de l'Homme」 バス:22、30、32、63番(トロカデロ停留所)、72番(ポン・ディエナ停留所)
営業時間
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