不可、しかも高くつく――罰金は約135ユーロだ。良いニュースとしては、パリには「サニゼット」と呼ばれる無料の公衆トイレが数百カ所あり、市内各地に点在していて見つけやすい。
タブーではなく、処罰対象の違反行為
路上での立小便は公共の場での迷惑行為として扱われ、罰金は概ね135ユーロ前後となる。適用される根拠は地域によって多少異なることがあるが、金額はパリの公共空間での他の迷惑行為の罰金と同程度だ。
公衆トイレは2000年代半ばから無料
パリ市は自動式の公衆トイレを完全無料化しており、市内には数百基が設置されている(パリ市が公表した最新の数字によると約435基)。多くは夜間に閉まるが、深夜1時ごろまで開いている施設も増えている。
公式の地図で場所を確認できる
パリ市はサニゼットの場所と営業時間を掲載したオンライン地図を公開している。スマートフォンから素早く最寄りのトイレを探せるサードパーティ製アプリも存在し、観光の合間に便利だ。
より目立たない設備もある
パリは2018年から「ウリトロトワール」と呼ばれるエコ型の公衆小便器を試験導入しており、夜間に人通りの多い一部エリアに設置されている。制度の展開状況によって、地区ごとに設置状況は異なることがある。
カフェは注文なしでトイレを使わせる義務はない
店舗が法律上義務付けられているのは、あくまで自店の有料顧客へのトイレ提供のみだ。実際には多くのカフェが短時間の利用を大目に見てくれるが、保証されているわけではない。丁寧に頼むほうが確実だ。
デパート・美術館・駅は頼りになる
パリの大型デパート、美術館、駅のほとんどには利用可能なトイレがあり、駅では有料(1ユーロ程度)の場合もある。近くにサニゼットが見つからないときの確実な選択肢だ。
ワンポイントアドバイス
路上で急を要するときは、当てもなく最初に見えたカフェに入るより、地図で最寄りのサニゼットを探すほうが早い。利用させてもらえる保証はないからだ。 多くのサニゼットは利用ごとに自動洗浄サイクルが作動するため、少し待たされるのは通常のことだと知っておこう。