近年、中古品の購入はパリジャンの習慣にしっかりと根付いている。より持続可能なファッションを重視する世代の広がりと、フランス流の「掘り出し物探し」という古くからの伝統に支えられてのことだ。その結果、パリには現在、キロ単位で販売する大型古着店から特定の年代に特化したこだわりのブティックまで、非常に充実したヴィンテージの品揃えが存在している。 マレ地区とオベルカンフ地区にはブティックが最も密集しているが、掘り出し物と出会えるのは、プロと個人が直接自分の品を売る専門市場であることが多い。
ポール=ベール=セルペット市場
サントゥーアンの蚤の市の中にあるこのエリアは、20世紀の家具や美術品で知られているが、プロの業者が扱うデザイナーズ作品や当時のアクセサリーも豊富で、ヴィンテージファッション愛好家も多く訪れる。
骨董商たちの掘り出し物
蚤の市の露店では、古い家具にヴィンテージの服やアクセサリー、宝飾品が入り混じり、通路を歩くたびにコレクターズアイテムから手頃な掘り出し物まで、思いがけない発見が待っている。
サン=マルタン運河周辺の地区
運河の周辺からオベルカンフにかけての通りには、首都の独立系古着屋の多くが集まっており、こだわりのセレクトショップと、より幅広い品揃えの店との中間のような存在だ。
ワンポイントアドバイス
ゲリゾル、フリー・ピー・スター、キロ・ショップといった大手チェーンでは、手頃な価格で豊富な品揃えが楽しめ、中には重さ単位で販売する店もある。一方、マレ地区やオベルカンフの独立系ブティックはより厳選された品揃えで、価格もそれに応じて高くなる。時間には余裕を持たせておきたい。良い掘り出し物は、じっくり探してこそ見つかるもので、10分で見つかることはまずない。 ポール=ベール=セルペット市場は土曜から月曜までしか開いておらず、週内ずっと営業している一般的な地区の古着屋とは異なる。ヴィンテージファッション目当てにわざわざ足を運ぶ前に、営業時間を確認しておいた方がよい。