パリの周辺には城、庭園、森が点在し、街の喧騒から少し離れたくなったときの格好の逃避先になっている。その多くは電車で1時間強という近さだ。それぞれの日帰り旅行には独自の魅力があり、ヴェルサイユの圧倒的な豪華さ、ヴォー・ル・ヴィコントの親密な雰囲気、フォンテーヌブローの広大な森など、その日の気分に合わせて一日を組み立てることができる。
ヴェルサイユ宮殿
1世紀以上にわたりフランス歴代国王の居城だったヴェルサイユは、鏡の回廊、大居室群、ル・ノートルが設計した見渡す限り広がる庭園とともに、パリから最も外せない日帰り旅行先であり続けている。事前にチケットを予約し、正午前後の混雑を避けるため早めに到着するのがおすすめだ。
シャンティイ城
ヴェルサイユほど混雑しないシャンティイは、より親密なスケール感、フランス式庭園、そしてルーヴル美術館以外では屈指の古典絵画コレクションを誇るコンデ美術館が魅力だ。隣接する大厩舎はヨーロッパ屈指の壮麗さを誇り、馬好きにはたまらない見どころとなっている。当サイトの専用ガイドでは、電車の時刻表や現地での一日の過ごし方を詳しく紹介している。
ヴォー・ル・ヴィコント城
その豪華さがヴェルサイユ宮殿の建設に直接影響を与えたと言われる17世紀のこの城は、ずっと落ち着いた親密な雰囲気の中で見学できる。夏の一部の週末に開催されるキャンドルライトの夜間見学は、訪問を特別な思い出に変えてくれる。
フォンテーヌブロー宮殿
ナポレオンに愛された帝政期の居城フォンテーヌブローは、ヴェルサイユほど混雑しないうえに、負けず劣らず豪華な内装を誇り、ハイキングやボルダリングに適した広大な森に囲まれている。
ディズニーランド・パリ
家族で過ごす一日にはディズニーランド・パリが定番の選択肢だ。パリ中心部からRERで直接アクセスでき、時間が許せば現地での宿泊と組み合わせやすい。
ジヴェルニー、モネの家と庭園
クロード・モネに着想を与えた水の庭と睡蓮は、花が最盛期を迎える春から夏にかけての訪問が特におすすめだ。当時の内装がそのまま保存された画家の家も、見学に彩りを添えてくれる。
ワンポイントアドバイス
所要時間を手早く比較すると、シャンティイが最も近く(北駅から直通電車で25分、RER Dで45分)、次いでディズニーランド・パリ(乗り換えなしのRER A直通で40分)、フォンテーヌブロー(リヨン駅から電車で40分、その後バスで15分ほどで城に到着)と続く。ヴェルサイユはパリ出発駅によってRER Cで1時間弱、ジヴェルニーはヴェルノン駅まで電車で45分弱、そこから季節限定のシャトルバスに乗り継ぐ形になる。モネの庭園は4月から11月しか開いていない点に注意したい。ヴォー・ル・ヴィコントが公共交通機関では最もアクセスしづらく、電車でムラン駅まで25分、そこからシャトルバスかタクシーでさらに10分ほどかかる。 ヴェルサイユはチケットを事前にオンライン予約すれば窓口での待ち時間を節約でき、スケジュールが許すなら週末より平日の訪問がおすすめだ。ほとんどの城は週に1日休館日があり、庭園によっては良い季節にしか入れない場所もあるため、出発前に必ず開館時間を確認しておこう。
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