パリのセーヌ左岸に位置するサン=ミシェル地区は、カルチェ・ラタンの中心部であり、ソルボンヌをはじめとする名門大学、美術館、劇場、そしてパンテオンやリュクサンブール宮殿などの記念建造物で知られている。 サン=ミシェルは「カルチェ・ラタン(ラテン語地区)」とも呼ばれるが、これはかつてこの地がローマ都市リュテティアの中心地だったためで、ガロ・ロマン時代の闘技場や浴場跡がその証となっている。
見どころ
サン=ミシェル広場
地区の見学は、悪魔と闘う大天使ミカエルを表した噴水があるサン=ミシェル広場から始めるとよい。ここからはノートルダム大聖堂とルーヴル美術館を望む眺めも楽しめる。
河岸の古本商(ブキニスト)
サン=ミシェル地区に沿った河岸には多くの古本商が店を並べ、地区に魅力あふれる雰囲気を添えている。
国立中世美術館
ソルボンヌ大学のすぐそばには、オテル・ド・クリュニーとその中世美術館がある。中でも「貴婦人と一角獣」のタペストリーは必見だ。
リュテスの闘技場
このガロ・ロマン時代の闘技場は、緑と静けさに包まれたパリらしい安らぎのひとときを提供してくれる。この円形闘技場は、ローマ時代のパリの建造物として最も保存状態が良いものだ。
オデオン座
ネオクラシック様式のオデオン座は、啓蒙の世紀の建築を代表する美しい例である。1968年5月の学生蜂起の舞台のひとつでもあった。ここで観劇や演劇鑑賞をして夜を締めくくることもできる。
リュクサンブール公園
リュクサンブール公園は、パリのど真ん中にある緑のオアシスだ。上院が置かれるリュクサンブール宮殿、上院議長の邸館プティ・リュクサンブール、質の高い企画展を開催するリュクサンブール美術館などが見どころとなっている。
ソルボンヌ大学
ソルボンヌ大学は、カルチェ・ラタンにある数多くの学校の一つである。ソルボンヌ図書館の建物も一見の価値がある。サン=ミシェル地区のほかの名門校としては、フランス学士院、エコール・デ・ボザール(国立高等美術学校)、コレージュ・ド・フランス、アンリ4世高校などが挙げられる。
パンテオン
パンテオンは何よりもまず、フランスの歴史に名を刻んだ人々を追悼する場所である。地下納骨堂に眠る偉人たちの中には、ヴィクトル・ユゴー、エミール・ゾラ、ジャン=ジャック・ルソー、マリー・キュリーなどがいる。その建築と装飾も一見の価値がある。
Infos pratiques
ワンポイントアドバイス
カルチェ・ラタンの小さな路地の魅力を味わうには、ぜひ視線を上げてみてほしい。
アクセス
カルチェ・ラタンはとても広い地区で、上記の各スポットにはそれぞれ最寄りの地下鉄駅がある。 サン=ミシェル広場から見学を始めるなら、地下鉄4号線「サン=ミシェル」駅、RER B線・C線「サン=ミシェル」駅、バス21、24、27、38、85、96番が利用できる。
営業時間
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