場合による。フランスには路上での飲酒を全国一律で禁止する法律はないが、パリでは一部の地区や時間帯、特に夜間や大きなイベントの際に、地域限定の規制が適用されることがある。市内全域で統一されたルールではない。
基本ルール:条例がない限り飲酒は認められる
公園や川岸、テラスで一杯飲むこと自体は法律上の問題にはならない。制限がある場合、それは常に国の法律ではなく、特定の地域条例による。
パリの一部地区には恒久的な条例がある
警視庁はパリ北部・北東部の複数の地区でテイクアウト販売と飲酒を規制しており、これらの条例には繰り返し登場する時間帯の制限がある(夜間の飲酒制限、深夜のテイクアウト販売制限など)。正確な適用範囲は条例ごとに異なるため、固定的な地図を信頼するより現地で確認するのが確実だ。
明らかな酩酊状態は常に取り締まりの対象
公共の場で明らかに酔っている状態は、地域条例の有無にかかわらずそれ自体が違反となる。警察は本人の費用負担で酔いざましのための保護施設に連れて行くことができる。
公園・庭園には独自の規則がある
パリの公園・庭園に関する一般規則では、公園内で認可された施設や特別な許可を得たイベントを除き、アルコール飲料の摂取が禁止されている。芝生の上でワインボトルを開けてピクニックをすることは、理論上どこでも許されているわけではない。
大きなイベントでは一時的にルールが変わる
音楽の祭典、7月14日の革命記念日、大晦日などには、警視庁がしばしば一時的な条例を出す。夜間のテイクアウト販売の停止や、特定の河岸での制限などだ。これらの措置は毎年改めて公表され、対象範囲は年によって変わることがある。
猛暑時にも一時的な禁止が出ることがある
救急医療体制が逼迫した際には、警視庁がパリの公共空間全域で1~2日間、飲酒を禁止する条例を出したこともある。
ワンポイントアドバイス
駅や河岸、庭園の近くで市の条例に関する掲示を見かけたら、その場所には地域限定の規制がある印だ。一般ルールに頼るより、掲示に従うほうが確実だ。 それ以外の場面では、川岸でグラス一杯のワインを楽しむのはごく普通のパリの光景だ。