ほとんどの場合、不可能だ。パリ中心部は、機体の重量や用途にかかわらずドローン飛行禁止区域に指定されている。これは目立たなければよいという問題ではなく、市全体を対象とした規制上の禁止だ。
パリはドローン飛行禁止区域
「LF-P 23 Paris」と呼ばれる区域は、パリ中心部のほぼ全域をカバーし、高度およそ2,000メートルまでのドローン飛行を原則として禁止している。この区域は定期的に政令で更新され、公式サイトのジェオポルタイユ(Géoportail)で公開されている。
250グラム以上の機体は登録が義務
パリ上空を飛ばすかどうかとは別に、250グラム以上のレジャー用ドローンは所有者による登録が必要で、初飛行前にオンラインでの座学講習を受けることが義務付けられている。
一部の施設はパリに限らずフランス全土で禁止
空港、軍事施設、刑務所、大統領官邸、大使館などは、フランス国内のどこにあっても構造的に飛行禁止区域となっている。
許可制度はあるが業務用途に限られる
撮影や報道など管理された業務用の飛行であれば、警視庁に事前に許可を申請できる。ただし飛行の数日前までに完全な申請書類を提出する必要がある。レジャー目的の飛行にはこうした例外は認められていない。
罰則は決して軽くない
禁止区域での無許可飛行には、数カ月の禁錮刑と数万ユーロの罰金が科される可能性があり、ドローン本体や機材の没収もあり得る。保護区域での無許可の撮影は別個の犯罪として扱われ、これも厳しく処罰される。
出発前に確認すべき公式地図
ジェオポルタイユは、レジャー用ドローンの飛行制限に特化した地図レイヤーを無料で公開している。パリに限らずフランス国内でドローンを持参する前に確認すべき基準となる情報源だ。
ワンポイントアドバイス
本当の目的がパリの美しい空撮写真であれば、凱旋門やモンパルナスタワー、デパートのテラスなど、法的リスクのない合法的な高台の展望スポットのほうがドローンよりずっと良い選択肢になる。