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パリの地下世界、首都の裏側を探検する
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パリの地下世界、首都の裏側を探検する

更新日:2026年9月22日

オスマン様式の建物や歩道の下には、パリのまったく別の世界が広がっている。納骨堂に姿を変えた石灰岩の旧採石場、1世紀以上の歴史を持つ下水道網、ローマ時代の円形闘技場の遺構、そして植物に飲み込まれて放置された旧鉄道線路まで。この「もう一つのパリ」も、整備された公開ルートに沿えば見学することができる。ここでは、カタコンブの入り口だけにとどまらない、こうした地下や忘れられたスポットを一望する。

カタコンブの骨の回廊

カタコンブの骨の回廊

カタコンブの公開ルートは約2キロメートルにわたり、丁寧に積み上げられた大腿骨や頭蓋骨で覆われた回廊が続く。18世紀末にここへ移された、約600万人のパリ市民の遺骨が眠る場所だ。地下約20メートルまで下りていき、一年を通じて涼しく安定した気温が保たれている。

石灰岩の旧採石場

石灰岩の旧採石場

これらの回廊は遺骨を収めるために掘られたものではなく、もともとパリの建物の多くに使われた石材を切り出した採石場に由来する。石工や労働者が刻んだ文字や彫刻がところどころに今も残り、姿を消したこの採掘業の静かな証人となっている。

下水道博物館(ミュゼ・デ・ゼグー・ドゥ・パリ)

アルマ橋近く、セーヌ左岸にあるこの博物館では、丸天井の回廊、地上の街路名を再現したプレート、当時のままの配管など、パリの実際の下水道網の一部に実際に下りて見学できる。ヴィクトル・ユゴーが『レ・ミゼラブル』で描いたのもこの同じ下水道網で、長らく文学や映画で隠れ家として描かれてきた。

リュテス円形闘技場

一部が地中に埋もれ、19世紀に再発見されたガロ=ロマン時代の円形闘技場の遺構は、パリがかつて「リュテス」と呼ばれていたことを今に伝えている。現在は5区の無料の小さな広場として整備され、今も地元住民のペタンク遊びや即興の遊び場として使われている。

プティット・サンチュール

パリ市内をぐるりと取り囲んでいたこの旧鉄道路線は、1世紀以上前に旅客輸送を終えている。以来、いくつかの区間は植物が生い茂るままに、緑あふれる遊歩道として整備されており、交通から離れた、都市の荒れ地と再び取り戻された自然の間を行くような意外な散策を楽しめる。

知っておくべき注意事項

カタコンブの一般公開ルートは、複数の区の地下数百キロメートルにわたって広がるギャラリー網のごく一部に過ぎない。許可区域の外に足を踏み入れる行為(いわゆる「カタフィル」)は法律で厳しく禁じられており、崩落の危険、目印や電波のない状態、検問による罰金など、非常に危険でもある。こうした未知の回廊は、公式のガイド付き見学に限って楽しむのが賢明だ。

ワンポイントアドバイス

カタコンブは事前にオンラインで予約したチケットでのみ見学でき、一年を通じて混雑が激しい。見学には所要約1時間、上り下りで数百段の階段があり、エレベーターや車椅子でのアクセスは用意されていない。下水道博物館とリュテス円形闘技場はずっと短時間で見学でき、カルチエ・ラタンやセーヌ河岸の散策と組み合わせやすい。 プティット・サンチュールを歩くなら、柵で囲われた区間ではなく、15区と20区など公式に一般公開されている区間を選ぶのが望ましい。歩きやすい靴を用意し、カタコンブに行くなら夏でも上着を一枚持って行こう、一年を通じて涼しい気温が保たれているためだ。地上の、もう一つの目立たないパリを見に行きたいなら、当サイトのパッサージュ・クヴェール(アーケード街)ガイドで、今も残る19世紀の商店街を詳しく紹介している。

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