5月のパリの天気
フランス気象局(Météo-France)のパリ・モンスリ観測所における1991〜2020年の平年値によると、5月の平均気温は15.6℃で、午後の最高気温は20℃前後、早朝の最低気温は11℃近くです。日照時間は平均201時間ですが、降水量も69mmあり、雨の日はおよそ9日です。同じ日のうちににわか雨と晴れ間が交互に訪れることがよくあります。
年による差も大きく、25℃以上の日は平均で5日を少し超える程度ですが、月の最高記録は34.8℃に達しています。その一方で、5月上旬に肌寒く曇りがちな1週間となることも十分にあり得ます。予定には余裕を持たせ、屋内の見どころをいくつか候補にしておくと安心です。おすすめは雨の日のパリのガイドでご紹介しています。
| 指標(1991〜2020年平年値) | パリ・モンスリの5月 |
|---|---|
| 平均最高気温 | 20.2℃ |
| 平均最低気温 | 11.1℃ |
| 平均気温 | 15.6℃ |
| 降水量 | 69mm |
| 雨の日数(1mm以上) | 9.2日 |
| 日照時間 | 201時間 |
| 25℃以上の日数 | 5.6日 |
5月をほかの月と比較したい場合(料金、混雑、気候)は、パリ観光のベストシーズンのガイドをご覧ください。
2027年5月の祝日と連休

2027年5月には祝日が4日あります。そのうち2日(5月1日と5月8日)は土曜日にあたるため平日への影響は限られますが、残りの2日は長い週末になります。
- 5月1日(土):メーデー(労働者の日)。
- 5月6日(木):キリスト昇天祭。学校は5月7日(金)も休みとなり、6日(木)から9日(日)までの連休になります。
- 5月8日(土):1945年戦勝記念日。午前中に公式式典が行われ、特に凱旋門ではこの日の開館時間が遅くなります。
- 5月17日(月):聖霊降臨祭の翌月曜日。15日から17日までの3連休になります。
祝日の一覧と営業に関する一般的なルールは、フランスの祝日のガイドでご確認いただけます。
5月1日に休館する施設
5月1日はフランスで唯一、休業が法律で義務づけられている祝日で、休館する施設が最も多い日です。ルーヴル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、軍事博物館、ケ・ブランリ美術館、ヴェルサイユ宮殿、凱旋門は通常この日は閉まっており、大型百貨店の多くも休業します。後述するフィルハーモニー・ド・パリや人類博物館の企画展も休みとなります。
一方、エッフェル塔、サクレ・クール寺院、ジャックマール・アンドレ美術館、グレヴァン蝋人形館、パリ動物園、映画館や公園は通常営業していることが多いです。地下鉄は運行していますが、午後の労働組合のデモ行進により、ルート上の駅が一時的に閉鎖されることがあります。朝には街角にスズラン売りが並び、この日の伝統となっています。お出かけ前には、目的の施設の営業時間を必ずご確認ください。
混雑:予想しておきたいこと
5月はハイシーズンにあたります。海外からの旅行者に加え、連休を利用するフランス人も多く、キリスト昇天祭の連休(5月6日〜9日)と聖霊降臨祭の連休(5月15日〜17日)は、美術館、列車、ホテルのいずれも特に混み合います。一方、春の学校休暇はすでに終わっています。パリ(ゾーンC)では2027年4月19日(月)に、最後のゾーン(ゾーンB)でも5月3日(月)に授業が再開します。
時間指定制の施設(ルーヴル美術館、サント・シャペル、カタコンブ、エッフェル塔)は、日程が決まり次第、特に滞在が連休にかかる場合は早めに予約しましょう。施設ごとの予約の目安は、パリで事前予約すべきもののガイドで詳しくご紹介しています。連休以外の平日、特に5月10日(月)〜14日(金)と5月18日(火)〜21日(金)が最も観光しやすい時期です。
ヨーロッパ美術館の夜:2027年5月22日(土)

毎年5月の土曜日の1日、多くの美術館が夜間に無料で開館し、ライトアップやガイドツアー、イベントが行われます。2027年は複数の参加施設が2027年5月22日(土)の開催を告知しています。2026年9月末の時点では、文化省による全国プログラムはまだ発表されていませんでした。参加するパリの美術館の一覧と開館時間は、通常、開催の数週間前に公開されます。
有名な美術館は開館直後から行列ができるため、1〜2か所に絞って早めに到着するのがおすすめです。コツや仕組みについては、ヨーロッパ美術館の夜のガイドで詳しく解説しています。
全仏オープン(Roland-Garros):2027年5月17日〜6月6日

テニスの全仏オープンは、ローラン・ギャロス・スタジアム(2 avenue Gordon-Bennett、16区)で開催されます。最寄りは地下鉄ポルト・ドートゥイユ駅(Porte d'Auteuil、10号線)です。2027年の公式日程は次のとおりです。
- 5月17日〜21日:予選を含むオープニングウィーク。
- 5月23日〜25日:本戦1回戦(5月23日(日)開幕)。
- 5月26日〜31日:2回戦、3回戦、4回戦(ベスト16)。
- 6月1日〜6日:準々決勝、準決勝、決勝。
大きなコートにこだわらずに会場を体験するなら、予選週が最も気軽です。チケットは公式販売サイトでのみ購入し、非公認の転売業者は避けましょう(パリで気をつけたい詐欺をご参照ください)。スタジアム周辺での過ごし方は、全仏オープン期間中のパリの楽しみ方をご覧ください。
パリ見本市、テイスト・オブ・パリ、隣人祭り
パリ見本市(Foire de Paris):2027年4月30日(金)から5月10日(月)まで、パリ・エキスポ・ポルト・ド・ヴェルサイユ(15区)で開催されます。開場は10時〜19時で、5月8日(土)は22時まで夜間営業があります。住まい、グルメ、世界の手工芸品などが並び、雨の日のお出かけにも便利です。アクセスは地下鉄ポルト・ド・ヴェルサイユ駅(12号線)またはトラムT2・T3a線です。2027年の料金は2026年9月の時点ではまだ発表されていませんでした。
テイスト・オブ・パリ(Taste of Paris):グラン・パレで行われるグルメフェスティバルで、例年5月に開催されています(2026年は5月21日〜24日)。2026年9月末の時点では、主催者から2027年の日程はまだ発表されていませんでした。イベントの概要と実用的なアドバイスは、テイスト・オブ・パリのガイドで解説しています。
隣人祭り(Fête des voisins):5月末から6月初めに行われる市民の交流イベントです(2026年は5月29日(金))。主に住民向けで、建物の中庭や通りでアペリティフの集いが開かれます。旅行者としては、住宅街の夜がいつもよりにぎやかになる様子を目にすることになるでしょう。2027年の日程は2026年9月の時点ではまだ発表されていませんでした。
2027年5月に見たい展覧会
すでに予定されている展覧会のうち、2027年5月の全期間にわたって開催されるものは次のとおりです。
- 「Histoires de familles(家族の物語)」、オルセー美術館、2027年3月16日〜7月18日:1848年から1914年までのフランスの家族をテーマにした絵画、写真、映像、資料。月曜日と5月1日は休館です。
- 「Billie Holiday. Légende noire(ビリー・ホリデイ:黒い伝説)」、フィルハーモニー・ド・パリ(221 avenue Jean-Jaurès、19区)、2027年1月22日〜7月11日:一般料金15ユーロ、予約必須、5月1日は休館です。地下鉄ポルト・ド・パンタン駅(Porte de Pantin、5号線)。
- 「Lady Liberté. De la sueur, de l'audace, du génie(レディ・リバティ:汗と大胆さと才能)」、工芸博物館(Musée des Arts et Métiers、60 rue Réaumur、3区)、2027年8月1日まで:自由の女神の建造過程をたどる没入型の展示で、博物館の入場料込みで21ユーロです。月曜日休館。
- 「Drogues(ドラッグ)」、人類博物館(17 place du Trocadéro、16区)、2027年6月6日まで:一般料金13ユーロ、火曜日と5月1日は休館です。
料金は2026年9月時点のものです。滞在時に開催中の展覧会については、現在パリで開催中の展覧会のページをご覧ください。
テラス、公園、バラ園
5月はパリの人々が屋外での時間を取り戻す月です。日が差し始めるとすぐにカフェのテラス席が埋まり、ルーフトップテラスもシーズンの営業を再開します。予約が必要な店については、パリのおすすめルーフトップのセレクションでご紹介しています。
庭園では、緑の椅子が並ぶリュクサンブール公園、ビュット・ショーモン公園の芝生、サン・マルタン運河の岸辺が、夕方のピクニックの定番スポットです。バラを楽しむなら、ブローニュの森(16区)にあるバガテル公園(route de Sèvres à Neuilly)へどうぞ。バラ園には約1,200品種が集められ、5月末に最初の花が咲き始め、6月に見頃を迎えます。4月から9月は有料で(一般料金2.80ユーロ、2026年9月時点の料金)、バス43番(週末・祝日のみ)と244番でアクセスできます。
持ち物リスト
- 重ね着できる服:午後はTシャツ1枚で十分ですが、早朝や夜は11℃前後まで下がることがよくあります。
- 薄手のレインコートか小さな折りたたみ傘:にわか雨が多いものの、短時間でやむことがほとんどです。
- 歩きやすく足を覆う靴:歩く距離が長く、濡れた石畳の上を歩くこともあります。
- サングラスと水筒:ウォレスの泉(fontaines Wallace)で無料で水を補給できます。
- 少しきちんとした服装:夜にルーフトップやレストランへ行く予定がある場合に。
2027年5月の早見表
| 日付 | イベント | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 4月30日〜5月10日 | パリ見本市 | ポルト・ド・ヴェルサイユ、10時〜19時、5月8日は夜間営業 |
| 5月1日(土) | メーデー | ルーヴル、オルセー、ヴェルサイユは休館、エッフェル塔は営業 |
| 5月6日(木)〜9日(日) | キリスト昇天祭の連休 | 大変混雑するため予約を |
| 5月8日(土) | 1945年戦勝記念日 | 午前中に凱旋門で式典 |
| 5月15日(土)〜17日(月) | 聖霊降臨祭の週末 | 5月17日(月)は祝日 |
| 5月17日〜21日 | 全仏オープン予選 | 最も気軽に観戦できる週 |
| 5月22日(土) | ヨーロッパ美術館の夜 | 夜間に美術館が無料 |
| 5月23日〜6月6日 | 全仏オープン本戦 | 地下鉄ポルト・ドートゥイユ駅(10号線) |
| 5月末 | バガテル公園のバラが咲き始める | 入場料2.80ユーロ |
日程は主催者に確認済み、料金は2026年9月時点のものです。
さらに詳しく
旅行の時期をまだ迷っている方は、季節ごとに比較したパリ観光のベストシーズンのガイドをご覧ください。1年を通したお出かけの計画にはパリのフェスティバルカレンダーを、春の夜を高い場所で楽しむならパリのおすすめルーフトップのセレクションをぜひご活用ください。






