7月のパリの天気:平年値と猛暑
フランス気象局(Météo-France)のParis-Montsouris観測所における1991〜2020年の平年値によると、7月は一年で最も暑い月で、平均最高気温は25.7℃、平均最低気温は16.2℃です。月間降水量は平均59.4mmで、主に夕方の雷雨として降ります。平均日照時間は222.4時間に達します。同観測所の観測史上最高気温は、2019年7月25日に記録された42.6℃です。
| 指標(Paris-Montsouris、1991〜2020年) | 7月 |
|---|---|
| 平均最高気温 | 25.7℃ |
| 平均最低気温 | 16.2℃ |
| 平均降水量 | 59.4mm |
| 平均日照時間 | 222.4時間 |
日は長く、日の入りは7月初めで22時ごろ、月末で21時30分ごろです。ただし、こうした平均値の裏で熱波はますます頻繁になっており、石造りの建物が多い中心部の通りでは、夜になっても気温が20℃を下回らないことがあります。
猛暑対策と涼しい場所
熱波警報が出ると、パリ市は猛暑対策計画を発動します。2026年の夏には、ビュット・ショーモン公園やモンスリ公園(parc Montsouris)を含む14の公園・庭園が7月4日から9月6日まで24時まで開園し、気温がピークに達した時期にはさらに対象が追加されました。パリ市は「涼しい場所(îlots de fraîcheur)」の地図を公開しており、庭園、プール、噴水、ミスト装置、各区役所の冷房付きの部屋などが掲載されています。電話番号3975でこうした取り組みについて問い合わせることができます。高齢者、障がいのある方、体の弱い方はREFLEXリストに登録すると、熱波の期間中に電話で連絡を受けられます。
実際には、屋外の観光スポットは朝早くに訪れ、午後は美術館に回し、水筒を持ち歩くのがおすすめです。公共の給水泉の水は飲用可能です(パリの水道水のガイドもご参照ください)。一年中ひんやりとしたカタコンブは夏に非常に人気が高いため、時間枠を事前に予約しておきましょう。
混雑、料金、夏季休業
夏の学校休暇は、Cゾーン(パリ、クレテイユ、ヴェルサイユ)を含む全学区で2027年7月3日(土)に始まります。パリの人々の出発は月初めと月末の週末に集中し、駅や高速道路は混雑しますが、街からは住民が少しずつ減っていきます。一方、海外からの旅行者は多いままで、主要な観光名所では月を通して長い行列ができます。
宿泊については、7月はハイシーズンにあたり、7月14日前後やスタッド・ド・フランス(Stade de France)でのコンサート開催日には料金が上がります。エリアの比較には予算別パリのホテルのガイドをご活用ください。メトロ・トラム・RER共通の切符(ticket Métro-Train-RER)は1枚2.55ユーロです(料金は2026年9月時点)。
個人経営のレストランやパン屋、小さな商店の多くは、夏休みのために数週間休業します。休業は主に8月ですが、7月末から休みに入る店もあります。休業のお知らせは通常、数日前にショーウィンドウに掲示されるので、特定のお店を目当てに街を横断する前に確認しておきましょう。
2027年7月14日(水)は、7月唯一の祝日です。官公庁や銀行は休業し、商店や美術館の営業時間は施設によって異なります。この日に出かける前には、各施設のウェブサイトを確認してください。
2027年7月のイベント
7月14日:軍事パレード、花火、消防士のダンスパーティー
革命記念日(フランス国民祭)は、朝の軍事パレード(伝統的にシャンゼリゼ通りで行われます)で始まり、夜にはコンサートと、エッフェル塔から打ち上げられる花火で締めくくられます。花火はシャン・ド・マルスやトロカデロから無料で見ることができます。消防士のダンスパーティー(bals des pompiers)は7月13日と14日の夜に各地の消防署で開かれ、入場は無料、飲み物は有料です。2026年は例外的に夜の催しが7月13日に前倒しされましたが、2026年9月時点では2027年のプログラムは発表されていませんでした。時間、観覧スポット、アクセスについてはパリの7月14日ガイドをご覧ください。
パリ・プラージュ(Paris Plages):7月初めから8月末まで

2026年9月時点では、2027年の開催日程は発表されていませんでした。2026年は7月4日から8月30日まで、リヴ・ド・セーヌ公園(parc Rives de Seine、パリ中心部)の河岸とラ・ヴィレット貯水池(bassin de la Villette、19区)の周辺で開催され、デッキチェア、ゲーム、スポーツや水上アクティビティを無料で自由に楽しめました。2027年も同様の期間での開催が見込まれます。
セーヌ川での遊泳

2026年の夏には、監視員のいる無料の遊泳場が3か所、7月4日から8月30日まで開設されていました。ブラ・マリー(Bras Marie)(ポン・マリーとルイ・フィリップ橋の間、4区、8時〜18時)、ベルシー(Bercy)(quai de Bercy、シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋の近く、12区、11時〜21時)、ブラ・ド・グルネル(Bras de Grenelle)(白鳥の小径の向かい、15区)です。泳げることと、身長1.20m以上であることが条件で、14歳未満は保護者の同伴が必要です。大雨のあとは遊泳が中止されることがあります。条件と安全ルールについてはセーヌ川で泳ぐのガイドをご覧ください。
夏のソルド:7月20日(火)まで
2027年の夏のソルド(セール)は、例外日程の県を除くフランス本土全域で、6月23日(水)8時から7月20日(火)まで行われます。つまり7月の最初の3週間は、2回目・3回目の値下げの時期にあたります。ルールやおすすめの店はパリのソルドのガイドをご覧ください。
スタッド・ド・フランスでのオアシス公演:7月20日・23日
オアシス(Oasis)が、サン・ドニのスタッド・ド・フランスで2027年7月20日(火)と23日(金)に公演を行います。一般販売は行われず、チケットは2026年9月に登録者の中から抽選で割り当てられました。チケットをお持ちでない方も、この2日間の夜はホテル料金が上がり、夜間にメトロ13号線とRER B線・D線が混雑することを覚えておきましょう。
ツール・ド・フランスのゴール:7月25日(日)

2027年のツール・ド・フランスは、7月2日(金)にエディンバラをスタートし、7月25日(日)にパリでゴールを迎えます。最終ステージを含む全コースは、2026年10月22日に発表される予定です。ゴールはコース沿いで無料で観戦でき、シャンゼリゼ通り周辺は昼ごろから人でいっぱいになります。
ラ・ヴィレットの野外映画
毎年夏、ラ・ヴィレット公園ではプレリー・デュ・トリアングル(Prairie du Triangle)で映画が無料上映されます。2026年は7月22日から8月16日まで、水曜日から日曜日に開催され、18時に子ども向けの上映、21時にメインの上映がありました。デッキチェアとブランケットのレンタルは6ユーロでした(料金は2026年9月時点)。2027年の日程は発表されていませんでした。詳しいアドバイスはラ・ヴィレットの野外映画のガイドにまとめています。
2027年7月に見たい展覧会
パリ市立美術館が2026〜2027年のプログラムで発表している展覧会のうち、以下は7月に開催されています。
- レオノール・フィニ(Leonor Fini)展:パリ市立近代美術館、2027年3月26日〜8月15日。同じ美術館で同じ会期にユゼフ・チャプスキ(Józef Czapski)展も開催されます。
- カメル・メヌール寄贈作品(Donation Kamel Mennour)展:パリ市立近代美術館、2027年7月25日まで。
- 「アンドレ・ドラン、芸術は遊びである(André Derain, l'art est un jeu)」展:ブールデル美術館(musée Bourdelle)、2027年4月1日〜8月1日。絵画、彫刻、陶芸、舞台装飾を紹介します。
- パリの環境史をテーマにした展覧会:カルナヴァレ博物館、2027年4月7日〜8月22日(仮題「Paris, histoire environnementale」)。
パリ市立美術館の常設展は無料で、企画展は有料です。
持ち物リスト
- 綿や麻などのゆったりした軽い服と、夜用の薄手の上着。
- 帽子、サングラス、日焼け止め。
- 繰り返し使える水筒:公共の給水泉で補充できます。
- コンパクトな折りたたみ傘:夕方の雷雨は短時間ですが、激しくなることもあります。
- 水着とタオル:セーヌ川で泳ぐ予定がある場合に。
- 履き慣れた、通気性のよい歩きやすい靴。
- 薄手のブランケット:野外映画やピクニック用に。
2027年7月のイベント早見表
| 日付 | イベント | 場所 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 6月23日〜7月20日 | 夏のソルド | 各商店 | — |
| 7月3日から | 夏の学校休暇 | 全学区 | — |
| 7月初め〜8月末(2027年の日程は未発表) | パリ・プラージュ(Paris Plages) | リヴ・ド・セーヌ、ラ・ヴィレット貯水池 | 無料 |
| 7月初め〜8月末(2027年の日程は未発表) | セーヌ川での遊泳 | ブラ・マリー、ベルシー、グルネル | 無料 |
| 7月13日・14日 | 消防士のダンスパーティー | 参加する消防署 | 入場無料 |
| 7月14日(水) | 革命記念日:パレード、コンサート、花火 | シャンゼリゼ通り、シャン・ド・マルス | 無料 |
| 7月20日・23日 | オアシスのコンサート | スタッド・ド・フランス(サン・ドニ) | チケットは割り当て済み |
| 7月25日(日) | ツール・ド・フランスのゴール | パリ | 無料 |
| 7月末〜8月中旬(2027年の日程は未発表) | 野外映画 | ラ・ヴィレット公園 | 無料、デッキチェア6ユーロ |
| 7月中 | レオノール・フィニ展、ユゼフ・チャプスキ展 | パリ市立近代美術館 | 有料 |
| 8月1日まで | アンドレ・ドラン展 | ブールデル美術館 | 有料 |
| 7月中 | パリの環境史展 | カルナヴァレ博物館 | 有料 |
料金は2026年9月時点のものです。日程は、同時点で主催者が発表している内容に基づいています。
さらに詳しく
夏のパリのガイドでは、夏のあいだ楽しめるテラス席、庭園、屋外での過ごし方をまとめています。7月とほかの季節でまだ迷っている方は、パリ旅行のベストシーズンと比べてみてください。また、予算を抑えた滞在には、パリの無料アクティビティのリストがこのプランを補ってくれます。







